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Vol.4/4

税理士として目指すもの

税理士
北條伊織さん|税理士法人徳島

北條さんは徳島県で税理士法人徳島を経営されている敏腕税理士。20代で税理士試験に合格し、経営者と共に成長していく支援スタイルで現在は中小企業の黒字化支援に力を注いでいます。

税理士・北條伊織が目指すもの

北條
僕が独立した当時に、夢というか、こういうのをしたいなと思ったのが、
関与先の中から上場企業を出すことと、
100%うちのお客様は黒字だと胸を張って言えるようにしたいということです。
上場企業の方は、相当難しかったんですが、
一応、形としては上場したお客様もできて、それはもう、自分の力で
どうこうできる世界ではまったくないですが。
黒字経営100%も、自分の力だけではありませんが、
やはり事業をしている以上、黒字でないといけないという単純な思いなんですよね。
『社長、赤字でいいんですか?』という、ただただそれだけなんです。
でも、現実は赤字の会社がたくさんあるわけで、
日本の平均で言えば、75%くらいが赤字ですね。
徳島で言えば80%が赤字と言われていて、
ずっとワースト1を続けていますが、それってどうなのと思っていて。
僕ががんばった事で、徳島県の赤字法人80%が
改善することはなかなかないかもしれませんが、
少なくとも、うちのお客様を100%黒字にしたいと思っています。
あそこに行けば黒字になる、あそこに行けば業績がよくなる、
指導をしてくれるって思ってもらえるような税理士事務所にしたいという思いがあるんです。
三谷
すごいですね!
全部黒字にできたら、小さい地域かもしれませんが、
その地域は当然、経済が回れば活性化するし、サービスが生まれて、
いいものが生まれて、人も集まってくる。
ちょっとずつその輪が広がれば、
僕らは体験したことのない世代ですが、
日本がまた高度成長期みたいに昇り調子になることができると思うので、
それが実現できたらいいですよね。

北條
まあ分母をコントロールすれば、できなくはないですよね。
ただ、キャッシュフロープラスという意味で、
実質的な黒字の会社を100%にしたいなというのがあって、
事務所内でもそういう仕組み作りをしていて、何割が黒字かが分かるんです。
今はたぶん40~50%くらいですから、平均よりは全然いいと思います。
三谷
それはすごいですね。
会社が黒字になれば社長も元気になるし、
従業員も元気になるし、雇用も生まれますから。
北條
絶対そうですね。
当然、キャッシュを生んでいくだけの話なんですけど、
まずもって黒字化しないと絶対にキャッシュも増えない。
不動産業界とは違って、普通の商売で言えば、
いらない土地を売って儲かるというのは一時的なもので、しっかりと本業で、
ちょっとずつプラスを出していく会社に一緒にしていきたいと思います。
よくある話ですが、赤字だけど、
税金を払わなくて良かったと言う経営者の方もたまにいらっしゃるんです。
これって絶対ウソじゃないですか。
本当にそう思っている人はいないと思うし、
本当は赤字でくやしいと思っているけれど、
口に出したらそういう言葉が出るんだろうと思います。
そこを、税金を払わなくていいから良かったですねと言うんじゃなくて、
『社長、ちゃんと3年後にはしっかり納税できる会社になりましょうね』って
僕は言いたいし、そういう風にしているつもりです。

三谷
めぐりめぐって、納税すれば国も良くなるし、
県も良くなるし、市も良くなっていきますからね。
北條
お金も貸してくれるし、
またやれることが増えますしね。

これから税理士を目指す方へのアドバイス

三谷
そうやってサービスや商品が増えていったら、
地域がもっと住みやすくなりますし、困っている人や、
弱者になっている人たちも救うことができますから、
それはすごいことだと思います。
勉強になりました。
最後に、財務会計の仕事に興味を持っている人、
これから社会に出る若い人や、一度社会に出たけど、
やはりこっちの世界がいいなと思っている人もいると思いますが、
財務会計の仕事に就きたいとか、
興味を持っている人に何かアドバイスがあったらお願いします。
北條
大きく分けると2つになると思うんですが、
まず税理士という資格を取りたいのであれば、社会経験云々はとにかくいいので、
さっさと試験を受けて、さっさと受かった方がいいと思います。

北條
社会勉強はその後いくらでもできます。
ただ、30歳を超えてスタートとなると、
税理士試験を普通に5科目全部取るのはたぶん難しいので、
若くて、すぐ覚えられるうちに
さっさとやった方がいいんだろうなとは思いますね。
僕はこの業界しかいないので、いろいろ経験されている税理士からすれば、
他の世界を知らないって言われるんですが、
でも、税理士になればいろんな世界を知ることができますよ。
いろんな会社、いろんな業界を知れるので、全然大丈夫。
別に税理士だけが会計人ではなくて、うちのスタッフのように、
資格を持たずにやれる事もたくさんあるので、そういう意味でいえば、
30歳を超えていても遅くないと思うし、
逆にそういういろんな営業経験とか積んでいる方の方が
良かったりもするし、どっちもありだと思います。
ただ、こういう職業というのは、
基本的にはあまり明るいイメージはなくて、たぶん地味なイメージですよね。
僕らは外に出ていろいろやっていますが、
外から見ると、一般的に会計事務所に就職するっていうのは、
机に向かってカリカリやるみたいな。
三谷
会社内でも管理部みたいなイメージですよね。
北條
あまり花形じゃないですよね。
でも、たとえばうちの場合だと、僕が全件のお客様に毎月お伺いするわけではないので、
僕と同じである必要はないし、
僕と同じように社長さんと話をできる仕事ではあります。
自分がしっかりスキルをつけて、
人間的にも成長していけば、社長さんと同じように話ができるんです。
資格がなくても会社が成長していくお手伝いができるという意味では、
すごくやりがいのある仕事じゃないかなと思います。

三谷
わかりました。
本当にそういう思いを持った次の若手が出てきて、
どんどん会社も、そして他の会社も元気になっていけたらと思いますね。
先生に刺激を受けた次の世代が、
あんなふうになりたいと憧れてこの仕事に就いてくれるのが一番ですよね。
北條
そうですね。
やはり自分の業界を活性化していかないと、
税理士の社会的地位って、おそらく低いですから。
弁護士さんとかお医者さんは、
絶対的に人が認めるじゃないですか。
でも税理士とか司法書士さんは、
一般の方からはすごい職業だと思われていないですよね。
三谷
日常、あまり接することがないですからね。
北條
税理士って何かうまくごまかしているんでしょ、
みたいなイメージを持たれがちなんですよね。
でもそうじゃなくて、中小企業の健全経営のために仕事をしていて、
中小企業がほとんど雇用も経済も占めているとすれば、
そこが良くなれば、地域経済のためになって、雇用も生まれるという風に、
すごく大事なところなんです。
だから、うまく節税だけができればいいとは思わないし、
しっかり儲けて、しっかり納税して、しっかりお金も借りて。
税務署からは、僕が見ているお客様のところに税務調査に行っても、
ちゃんとやっているからたぶん何も出ないと思われたいし、
お客様からは、あそこに行けば黒字になるかなと思われたいし、
銀行からは、あそこのお客様は財務諸表も健全だし、粉飾とかないし、
ちゃんと計画経営しているし、貸しやすいよねって思われたい。
そういう税理士事務所になりたいなと思っていますし、
そうなれば全然、将来はあるんじゃないかなと思いますね。
三谷
色々と勉強になりました。
最初の税理士を目指すところから、
現在の思いまで聞かせていただけて良かったです。
ありがとうございました。

取材・文:藤井まどか|株式会社プラザセレクト

GUEST PROFILE

北條伊織|税理士|税理士法人徳島

税理士法人 徳島 社員税理士/北條伊織行政書士事務所 所長/徳島相続相談プラザ 運営責任者。 各種法人・個人事業者の財務・税務に関する顧問を務め、主に創業・経営改善・資金調達・事業承継・相続対策などの支援業務を行う。中小企業の黒字化支援に力を入れており、特に管理会計・業績管理体制の構築支援を得意とし、関与先企業の100%黒字化を目指している。

編集後記

経営者と税理士の関係は頼り頼られ、ひとつの会社を大きく育てていく中でとても大切なものです。「はじめから大きな志はなかった」と語った北條さんですが、関わる会社に成長してほしい、そして自分も一緒に成長して、どんどん地域社会を良くしたい。という想いは、経営者にとってどれだけ心強いことでしょうか。また、これから税理士を目指す人にとっては、「新しい税理士としての在り方」を示すものにもなったかもしれません。「自分が正しいと思うことをする」それを貫き通している北條さんは、まさしくプロフェッショナルでした。
株式会社プラザセレクト 代表取締役 三谷 浩之

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「SHIGOTOにある」とは、様々な業種の第一線で活躍するプロフェッショナルの人たちとの対談を通じ、その仕事にある新しい世界を知るコンテンツです。

Interviewer

株式会社プラザセレクト 代表取締役 三谷 浩之
株式会社プラザセレクト 代表取締役

三谷 浩之

1979年香川県高松市生まれ。日本大学理工学部卒業。大学卒業後に入社した総合建築業で建築不動産ノウハウを学ぶ。 その後、四国の地場有力建築会社を経て2015年に独立。地域を豊かにする「生活総合支援企業」を創ることを目的に株式会社プラザセレクトを創業。 現在は徳島・香川という地方エリアでシンプルなデザイン住宅の販売、投資用住宅の提案販売の事業を展開。 「Be Smile にこっを集めよう!」をスローガンに理念を重視した経営を行っている。代表著書に自身の新人時代からの仕事観を綴った「楽しく生きよう!よく遊びよく働け 想いを形にする仕事術」がある。

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