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SHIGOTOにある

Vol.3/4

税理士として目指すもの

税理士
北條伊織さん|税理士法人徳島

北條さんは徳島県で税理士法人徳島を経営されている敏腕税理士。20代で税理士試験に合格し、経営者と共に成長していく支援スタイルで現在は中小企業の黒字化支援に力を注いでいます。

様々な規模の税理士事務所を経験して思うこと

三谷
ここまでいろんなお話を聞いてきましたが、
先生も個人の事務所から税理士法人として大きくなって、
受けられる仕事も違ってきたと思いますが、
小さい事務所が大きくなっていく中で、
組織としての良さや強み、
そして先生個人の税理士としての強みというのはどういうものがありますか?
北條
まず、小さい事務所と、大規模な事務所との違いですが、
やっていることは基本的にそんなに変わらないです。
ただ、情報の絶対量が違います。
先生がいて、職員さんが2、3人いるという所に、
年商10億円のお客さんから顧問の依頼はなかなか来ないと思うし、
スケールメリットというのは絶対にあると思うんですよね。
経営者として高い、低いというレベルではないんですが、
やはり、自分と同じ目線や価値観で話せる方が必要となってくると思うので。
僕がいつも思っているのは、創業して、成長して、
規模的に大きくなるかどうかは別として、少なくとも開業してビジネスを始めた以上、
年商1億円は目指しましょうね、と最初に必ず言うことです。
大きくするだけが能ではないとは思いますが、
生業・家業レベルで終っていたら、何か社会に与えるものが全くないので、
そこのレベルでは僕はやりたくないなというのがあります。
あとは個人事務所だと、僕が死んだら終わりですよね。
三谷
個人事務所だとそうですね。
北條
実際、お客様から指摘されたことがあって、
上場会社の子会社になる準備段階の時に、上場会社の親会社の役員に、
先生が死んだらどうなるんですかと言われたんです。

北條
それはどうにもならないですよね、本当に。
なので、組織を作らないといけないなというのは当時も思っていて、
いったん独立して、個人事務所から始めたんですけど、
絶対にいつか法人化をして組織でやりたいと考えていました。
それと、こっちも売上げを上げていかないと、
お客様がどんどん成長しているのに、
うちはいつまでもこぢんまりとやってるというのでは楽しくないですから、
お客様と一緒に大きくなりたいなと思っています。

北條
たとえば海外展開したり、上場しようとしたり、
いろんな複雑な案件が出てくる可能性は、
確かに小さくやっている事務所よりは多いし、
税理士1人ですべての案件をカバーするって相当難しいと思うんです。
僕は普通の事業法人が得意ですが、
じゃあ公益法人はどうなのとか、医療法人はどうなのとか、
いろんなことがあります。
でもそれは組織の中で、
専門でやれる人間がいるのが一番いいなと思っています。
いろんな情報も取れるし、お客様も、
あそこだったら他にもそういう
お客様がいるから、たぶんできるよね、と思ってもらえますから。
三谷
組織の中の情報、知識の数が違いますから、
情報量があれば、こちらから出せる提案も変わってきますよね。
では、税理士である先生個人として、
他の税理士との違いや、強みいったものはどうですか。
先ほど聞いた想いといったところでも、
他の先生とは全然違うと思うんですが。

自分の強み。税理士への想いとは。

北條
僕はTKCという組織で、
それなりに役員もさせてもらっていて、
どちらかといえば同じような考えの人が多い中でやっているので、
自分もそういうのが普通で、特に他と違うとは思っていないんです。
ただ、徳島だけではないですけど、
普通に税理士会とかに行けば、全然違うんでしょうね、たぶん。
だから税理士会にはあまり行かないです。
面白くないですから。
三谷
志の高い、低い、
みたいなことになるのでしょうか。
北條
そうですね。
低いわけではないのでしょうけど・・・。
僕らは税務申告を主体としてやっていないので。
税務申告は単なる結果であって、そりゃ税金もコストなので、
コントロールはしますけど、あくまで経営を伸ばす
ということの中のひとつが税金であると考えています。
だから税務申告を主体としている人が多い
税理士会にはあんまり行かないんですけどね。
お客様からは、他の税理士さんとは
全然違うよね、みたいなことをよく言われます。
銀行さんにも結構言われたりするし。
そこがいいのか悪いのか、悪い面もたくさんあるでしょうけど、
そこをいいと思って下さるお客様もいるんでしょう。

北條
僕は、お客様が色んなことチャレンジしようとする中で、
『そんなのうまくいくはずがない』とか『やめておきなさい』とか、
そういうことを絶対に言いたくないんです。
リスクがあろうが何だろうが、
『それは楽しそうだから一緒にやってみましょう!』とか、
その中で、その資金調達はちょっと行き過ぎだとか言う部分は
当然ありますが、全体としてはチャレンジするというのが僕も好きなので。
基本的に、あまり真面目な感じでなくて、
とりあえず始めてみて、上手くいく様にやりましょう!みたいな、
そんなノリですね。
三谷
経営者にすれば、可能性を潰されるというか、
最初からマイナスの発想をされるよりは面白いからやってみようとか、
やれる方法はこうだよと言ってもらえる方が嬉しいです。
その上で税理士として、的確なアドバイスや
忠告をしてもらえることはすごく心強いと思うんですよね。
やめた方がいいとか、それは難しいとか言われたら、
それだけでもモチベーションが下がりますから。
北條
嫌ですよね。
自分も言われたら嫌です。
折角新しく始めてみようと思っているのに。
三谷
勇気を与えるとか、可能性を
信じるっていうのは、すごい強みだと思いますね。
みんな、何か新しい仕事をやろうとする時は不安なので、
そこで、いいね、やろうよ!応援するよ。
と言ってくれるだけでも、すごい力だと思うんです。
それをまた税理士という知識がある方が
言ってくれれば、尚更自信になると思います。

北條
強みって、明確になかなかないですけど、
多少そういうお声をいただくので、
そこは曲げずにやっていっていいのかなと思っています。

税理士の魅力、葛藤

三谷
この仕事にある魅力とか、やりがいといったものと、
逆にこの仕事にある、しんどいとか辛いことがあれば教えてもらえますか?
北條
魅力とかやりがいという意味では、
絶対に税理士が企業や経営者に一番関与するところなので、
何とかすることもできるんですよね。
もちろんその分責任もありますが。
例えば創業間もない方とか、それなりの業歴があっても、
経営状況が厳しいという時に、年齢が70歳くらいだと、
僕らもすぐに結果を出すことはなかなかできないことが多いです。
がっつり一緒に仕事をしようと思ったら
プラスマイナスで10歳くらいまでの年齢差だと思っていますが、
経営者として感覚が合うお客様と一緒にやっていく中では、
中小企業だからこそ、どうにでもなるんですよ。
社長がこうしようと思ったら、それができる。
その結果、儲かるかどうかはいろいろですが、
変えようと思ったことは変えられるし、
やろうと思ったことは一応やれるんです。
大きな組織になると、それがなかなかできない。

北條
でも税理士は、こういう商品を作ろうとか、
こういうサービスをしようとか、
そのために資金調達しようとかいうことを、どうにでもやっていける。
中には廃業することもありますが、
一緒に何かを作っていけるという喜びがすごくあります。
自分の事務所を経営するのと同時に、
お客様の会社経営の最先端というか、
これからどうしていくかというところに
一緒に立ち会える感じがして、すごく楽しいと思うんですね。
その反面、それと同じように苦しみもあって、
社長が苦しんでいたら、僕らも同じように苦しい。
別に僕らの責任ではないですけど、
一緒に苦しみを味わうところでもあります。
でもそれは、絶対に成功するとは言えないですが、
その先をまた一緒に考えていけるという喜びでもあります。
一番の苦しみは、さっき話したように、お客様から変な要望をいただいて、
もっとこうしてとか、できるじゃない、
他の税理士はやっているじゃない、
とかいうことを言われるのが僕は一番嫌なので、その時は解約になります。
あまりにも行き過ぎたことをやるというのは、
僕はちょっと違うと思うので。
今はそういうお客様はほとんどいないですが、
そういう無理な要望を言われることも昔はありましたね。
三谷
さっきの強みの話にもつながってくるかもしれませんが、
クライアントと一緒になってやっていくという思いがすごくあるので、
それが喜びになるし、同時に辛さにもなる。
そういうことを感じてもらいながら一緒にやってくれるというのは、
クライアントからすれば、ありがたいことだと思うんです。
それでスパッとなくなってしまうこともあるのかもしれないし、
辛いところかもしれませんが、いい方に振れたときは、すごい強さとか、
助けてもらえるパワーになると思うので、そういう魅力や大変さの中に、
先生の強みが見え隠れしているなという感じがしますね。
今度は、税理士・北條伊織としての、将来に向けた目標や展望があれば教えて下さい。
最終回の次回は税理士・北條伊織が目指すものについてお伺いしたお話しをご紹介します。
取材・文:藤井まどか|株式会社プラザセレクト

GUEST PROFILE

北條伊織|税理士|税理士法人徳島

税理士法人 徳島 社員税理士/北條伊織行政書士事務所 所長/徳島相続相談プラザ 運営責任者。 各種法人・個人事業者の財務・税務に関する顧問を務め、主に創業・経営改善・資金調達・事業承継・相続対策などの支援業務を行う。中小企業の黒字化支援に力を入れており、特に管理会計・業績管理体制の構築支援を得意とし、関与先企業の100%黒字化を目指している。

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「SHIGOTOにある」とは、様々な業種の第一線で活躍するプロフェッショナルの人たちとの対談を通じ、その仕事にある新しい世界を知るコンテンツです。

Interviewer

株式会社プラザセレクト 代表取締役 三谷 浩之
株式会社プラザセレクト 代表取締役

三谷 浩之

1979年香川県高松市生まれ。日本大学理工学部卒業。大学卒業後に入社した総合建築業で建築不動産ノウハウを学ぶ。 その後、四国の地場有力建築会社を経て2015年に独立。地域を豊かにする「生活総合支援企業」を創ることを目的に株式会社プラザセレクトを創業。 現在は徳島・香川という地方エリアでシンプルなデザイン住宅の販売、投資用住宅の提案販売の事業を展開。 「Be Smile にこっを集めよう!」をスローガンに理念を重視した経営を行っている。代表著書に自身の新人時代からの仕事観を綴った「楽しく生きよう!よく遊びよく働け 想いを形にする仕事術」がある。

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